みなさんこんにちは!管理人のキムだんなです。
昨日は、ご縁があって【人生大学in名古屋】さんのカフェ勉強にお邪魔してきました。
偉人に学ぶ人生の解決法、ということで
どんな人から学ぶのだろう?と思っていると、今回紹介されたのは「つれづれなるままに…」で始まる、兼好法師の【徒然草】の一節でした。
どんなお話だったかと言うと…
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『人間が、アリのように集まって、東へ西へ、南へ北へと急いでいます』(第七四段)
人は、何のために生きているのでしょうか。
都の街角に立って考えてみました。
人間が、アリのように集まって、東へ西へと急ぎ、南へ北へと走っています。
身分の高い人もいれば、低い人もいます。
老人もいれば、若者もいます。
出かけていく人もいれば、家に帰る人もいます。
夜になると寝て、朝になると起きます。
このように努力し、励んでいる目的は、何なのでしょうか。
それは「少しでも長生きしたい」「金を儲けたい」という心以外にないのです。
では、その願いが、将来、かなうのでしょうか。
いいえ、とてもかないません。私たちの未来に、確実に待ち受けているものは、「老い」と「死」、この二つだけなのです。
しかも、その到来は実に早く、一瞬たりとも歩みを止めないのです。
こんな一大事を抱えたまま、何を楽しむことができるでしょうか。
しかし、迷っている人は、死が迫っていることを恐れようともしません。名誉や利益におぼれて、心が麻痺してしまっているからです。
逆に、いたずらに、老いと死が迫ることを悲しみ、不老長寿ばかりを願っている人があります。生まれた者には、必ず死ぬときがあるのです。諸行無常であり、一切のものは続かないという真理を知らないからです。
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(オレの、私の、人生って何なのかな?)
生きていると、必ず起きてくる疑問じゃないでしょうか。
わたしを含めて、大部分の人は、
(そんなこと考えてたって分かるもんじゃない)
(目の前のやるべきことを一生懸命やるだけだよ)
と、考えるのをやめて、いつの間にか忘れてしまっている問題です。
中には「自分は、このために生きている」と
明確な目的を持って、達成するために努力している人もいますね。
その目的は、人それぞれで、人の数だけたくさんあるように思われますが、【徒然草】を書いた兼好法師さんは「たった二つだけだよ」と言っています。
「長生き」と「金儲け」
人の願いって結局は、このどちらかにまとめられると言えそうです。
そこで考えて欲しいのが
(いつまで)長生きしたら満足できるか?
(どこまで)儲けたら、もうこれ以上いらないと言えるのか?という事です。
結論を言ってしまうと、どれだけ生きても、何百万円、何千万円と儲かっても、もっともっと、とキリがなく、これで満足しようと思っても、自分より持っている人を見るともう満足できない。
結局、どれだけ求めて成功したとしても、いつも不満な状態から離れられないのです。
そんなことをしているうちに、アッという間に年をとり、死んでいかなければならないのが、わたしたち人間の一生ではないか、と【徒然草】は警告しています。
いよいよ死んで行かなければならない、となったら、この先どうなるか分からない、真っ暗な未来に突き落とされる。
そんな暗い心を抱えたまま、今を楽しく生きることが本当にできるでしょうか。
生まれた者は、必ず死ぬ。
一切のものは続かない。
こういう話をすると、暗くなるから、苦しくなるから聞きたくない。やめてほしい。と思うかもしれませんが、
では、話すのをやめたら、聞かなかったら、死ななくなるのか、というと、そうはいきませんよね。
そんな、話を聞いただけでも苦しくなる【死】が、この先、確実に待ち受けていますが、そのまま放っておいて大丈夫なんでしょうか。
仏教では【死】を真剣に見つめていきますが、その目的は、苦しむためではなくて、
この問題を解決して、心から笑って生きていける、本当に報われる人生にするためなんですよ。
ということを学ばせていただきました。
【人生大学in名古屋】さん、とても充実した時間をありがとうございました。
会場を使わせていただいた【ナチュラルビュッフェcafeユコーネ】さん、お世話になりました。
この、カフェ勉強会は、来月も開催するそうです。
4月4日(土)昼2:30〜4:30
会場:愛知県一宮市浅野【ナチュラルビュッフェcafeユコーネ】2階イベントスペースにて。
詳しくは、【人生大学in名古屋】さんのFacebookページをチェックしてくださいね。
https://www.facebook.com/8B-105482714252994/
それでは、また次回の更新をお楽しみに。
管理人のキムだんなでした。